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骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)チームについて

日本骨粗鬆症学会認定骨粗鬆症マネージャーが6名(看護師4名、理学療法士2名)となりました。
骨粗鬆症マネージャーとは、骨粗鬆症に関する知識を有するスタッフとして、基本的知識と技能を一般社団法人日本骨粗鬆症学会が認定する資格で、当院では骨折の患者様を対象に骨粗鬆に対するリエゾンサービスを行っております。


リエゾンサービスとは、メディカルスタッフが連携を取り骨粗鬆症患者様に対し骨粗しょう症の予防と治療、骨折防止の活動に対する取り組みのことです。当院では骨粗鬆症の検査において最も信頼性の高いDEXA(Dual-Energy X-ray Absorptiometry)法を用いて測定を行っております。


骨の丈夫さを表す指標である「骨量(骨塩量)」は20歳頃に最大骨量に達します。その後比較的安定に推移した後、加齢に伴い減少します。そのため高齢になるほど骨粗鬆症になりやすく、とくに女性に多い病気です。女性に多い理由の一つは、ピーク時の骨量が男性よりも少ないことです。若いころに過剰なダイエットをしていると、ピーク時の骨量がより少なくなるので、歳をとってから骨粗鬆症になりやすくなると考えられます。もう一つは、女性の場合は閉経に伴い、骨吸収を抑制したり、骨形成を進める作用のある女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が激減するため、骨量が著しく減少します。骨粗鬆症の患者さんの骨折は、若い人のスポーツなどによる骨折と異なり、治るのに長い時間がかかります。とくに足の付け根の部分を骨折が問題で、これが起きると治るまで歩行できないために、足の筋肉が弱くなって、そのまま寝たきりになってしまう患者さんが少なくありません。健康寿命の延長、死亡率の低下を目指して一度ご相談ください。


他院からのご紹介も承っておりますので、いつでもご連絡お待ちしております。