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池田啓一医師

7.手術に伴う危険性

・麻酔の危険性(100%安全な麻酔はありませんが、トラブルが起こる確率は飛行機が墜落する確率と同じと言われています)

・出血の危険性(身体に傷を入れますので多少なりとも出血はします。しかし出血させない努力・技術によりこれまでOSSCS単独の手術で輸血を行った経験はありません)

・感染の危険性(同じく傷を入れますのでばい菌さんが悪さをする可能性はあります。しかし金属のネジや板を入れる手術に比べればその確率は低く、これまで感染で困ったことはありません)

・術後の疼痛(個人差があり、大人の方が小児より痛がるような印象はありますが、鎮痛作用のある坐薬で対応可能なことが多く、注射まで使用することは年に1,2回あるかどうかです)

・一時的に筋力低下が起こる可能性がありますが、それが長期化して問題となることは考えにくいです

・術後にギプス等で固定を行うことがある(足に対する手術では短くて2週間くらいのギプス固定を行います)